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J-オイルミルズがTAC(テクニカルアドバイザリーセンター)の活動を紹介

 J-オイルミルズは8月23日、油脂・食品関連の記者を招いて、同社が東京・六本木に持つTAC(テクニカルアドバイザリーセンター)の活動状況や設備について紹介するとともに、今年秋に発売する業務用マーガリンの新製品を発表した。
 同社の業務用マーガリン事業は、昭和39年のユニりーバと豊年製油との合弁会社、豊年リーバとしてスタートした。その後紆余曲折を経て、平成19年にJ-オイルミルズが100%子会社化し、翌平成20年に統合し、J-オイルのマーガリン営業部 業務用マーガリン営業部として、営業を開始した。
 得意先への提案営業の中核をなす、技術サービスはユニリーバが日本に紹介したもので、豊年リーバ時代にサービスベーカリーとして始められた。その後昭和53年にTACに改組されたもの。
 さまざまなお菓子やパンを実際に焼いてみて、お客さんに味わってもらったり、新しいレシピの提案や欧州の新しいパンの作り方を学んでもらうための講習会などを定期的に行っている。
 また、新製品として紹介されたのは、2品種3アイテムで、「マイスターフェルメラ」「マイスターフェルメラシート」、それに「オーセントシート・カフェ」。
 「マイスターフェルメラ」は、バター風味とは一味異なる新しい風味を提案するもので、塩味の強い生地に合わせるとチーズ風味が強く味わえ、生地に甘みがある時は、発酵バターの風味になるという特徴がある。独自の呈味材と粉チーズを配合することで、実現した。
 「オーセントシート・カフェ」は、ブラジル/コロンビア産のアラビカ種コーヒー豆から抽出したコーヒーエキスを配合し、ペーストリーにコーヒー風味を付与する。