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カネカがフードフェスタ2011を開催
バター代替の「コンセブールシルバー」などを紹介

 カネカ・食品グループは9月27日、東京・浜松町の東京都立産業貿易センターにおいて「フードフェスタ2011」を開催した。今年は全国7つの会場で開催され、東京が最後になる。今回のテーマは「おいしさふくらむおトクなフェスタ」。来場者、取引先に価値を提供することを、おトクと表している。今年はこれまでより会場を拡げ、3、4階全体が展示に使用されていた。3階で協賛メーカーの展示を行い、カネカグループの製品紹介が4階で行われた。
 注目されたのは、今年の夏に発売されたラシェンテシリーズの「ラシェンテBL」、9月から新発売のバター代替「コンセブールシルバー」、初めて投入したフィリングのフラワーシート「ファベル」シリーズ、バター不足で販売強化するバターと小麦粉の調整品の「F20C」(菓子用)と「FA20U」(パン用)などだ。
 「ラシェンテBL」は純植物油脂の生クリーム配合用ホイップクリーム。同社独自のAsp製法により、製造工程で損なわれる乳本来のフレッシュなバター風味をそのまま閉じ込めているのが特徴。「コンセブールシルバー」は、バター風味の持続がコンセプトになっている。バター代替品は焼きたての時は強いバター風味があるが長時間持続しないという問題があったが、香料メーカーとの共同開発で、バターの香りが長時間持続する新しい純植のマーガリンを開発した。「ファベル」シリーズは、同社が初めて市場に出すフラワーペースト。生チョコシート、安納芋シート、ホワイトチョコシート、アップルシナモンシート、いちごシートなどを開発した。
 また、9月にスタートしたケンコーマヨネーズと共同で立ち上げた新しい業務用のパン用マヨネーズ関連製品のブランド「Forno」(フォルノ)の紹介も行われていた。リテールのパン屋さんをターゲットにしている。ラウリン系油脂を外したノンテンパリングタイプの低トランスハードバター(商品名・DP7144)が開発中として紹介されていた。