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雪印メグミルクの決算は減収減益

 雪印メグミルクが11月4日に発表した第2四半期連結決算によると、売上高は前年同期比99.6%の2,585億3,800万円、営業利益は同94.2%の82億1,300万円、経常利益は同94.4%の90億8,000万円、純利益は同94.4%の56億7,600万円と、震災の影響が大きく減収減益となった。
 消費低迷、原材料コストの上昇、震災(電力使用制限など)の影響、生乳需給ギャップなど厳しい経営環境の下、第1四半期(4~6月)は売上高、営業利益ともに減少したが、第2四半期(7~9月)の売上高は7億円増、営業利益が0.1億円増と、着実に回復基調にある。
 記者会見の席上、中野吉晴代表取締役社長は、下期の取り組みについて、中野社長は、「カテゴリーナンバーワン戦略の強力な推進」、「マーケティング施策の充実」、「研究開発力、製造技術を活かした商品の発売」、「価格改定の実施」などに取り組んでいく考えを明らかにした。
 上期のカテゴリー別の家庭用シェアについては、「乳飲料」28.4%(3月期実績27.7%)、「ヨーグルト」11.5%(同10.4%)、「デザート」13.6%(同14.0%)、「ナチュラルチーズ」22.6%(同21.8%)と、デザートを除いて上昇している。