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カネダが第55回「新春経済講演会」を開催
C0-advanceの精神で共に発展を目指すと金田達明社長

カネダ(株)は1月12日、東京・赤坂のホテル・ニューオータニにおいて55回目を迎える「新春経済講演会」を開催した。今年は「2012年 内外経済見通し」と題して、NTTデータ経営研究所所長の齊藤精一郎氏が講演を行った。齊藤氏は、今の経済環境では消費税の引き上げは避けるべきとの考えを示し、各企業は海外への展開を加速すべきとの意見を述べた。会場には取引先など業界関係者約760名が詰めかけ盛況だった。
講演会後に催された懇親会では、金田達明社長の挨拶の後、恒例の鏡割りが行われ、東京三菱UFJ銀行の長岡孝副頭取が乾杯の音頭をとった。
 金田社長は挨拶で昨年のの震災に触れた後「今年は解決していかなければいけない問題が沢山ある。是非とも良い方向に向かうことを期待している。カネダはCo-advanceという基本的な考えでお客様と共に前進、発展、向上することを目指している。食品、健康、美しくなること、そして環境という4つのテーマを中心にCo-advanceでやって行きたい」と語った。長岡副頭取は「カネダさんは昭和23年の法人化以降、64年の間、1度も赤字決算をしたことがない素晴らしい会社で、三菱銀行とは50年以上のお取引を頂いている」と語った。
 なお、金田達明社長は昨年11月の秋の叙勲で、「旭日小綬章」を受章している。全国油脂販売業者連合会会長としての活躍や、食品卸売業振興への功労が認められたもの。
 白寿を迎えた金田勝次氏が元気な姿を見せておられたのが印象的だった。