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「閉塞感を打ち破る考え方で」と瀧山理事長
日工組が新春懇親会を開催

 日本石鹸洗剤工業組合(日工組)は2月3日、東京・千代田区の銀行倶楽部にて平成24年新春懇親会を開催した。

 新春会の冒頭挨拶を行った瀧山謙理事長は、「震災が過ぎ、今年は復興の年になる。新しい考え方をもってやっていかなければならない」と述べた。欧州や米国の経済環境に対する懸念や、その影響を受け、中国や東南アジアの景気も含め、今年の世界経済が厳しくなる可能性が指摘されながらも「それを何とか切り抜ける年といわれている。そういう環境の中で、われわれの組合を含め、中小企業は生きていかなければならないし、発展しなければならない。震災をきっかけにして、閉塞感を打ち破る考え方で、一緒になって頑張っていきたい。デフレも続くし、業界も消費不況が続くと思う。その中で、競争が激しくなるかもしれない。無駄な競争を避け、互いに強く不況に打ち勝つ業界をつくっていこう」と呼びかけた。

 続いて、経済産業省製造産業局化学課・機能性化学品室の山崎知巳室長が「化学産業の現状と政策課題」をテーマに、日本経済を支える化学産業や、大震災と化学産業、化学産業を取り巻く状況、今後の方向性と政策課題などについて講話を行った。