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雪印メグミルクの決算は増収増益

 雪印メグミルクは5月10日、東京・四谷の本社で「平成24年3月期決算説明会」を開催した。
 平成24年3月期の連結決算は、売上高5,094万1,300万円(前年比101.0%)、営業利益157億5,800万円(同100.7%)経常利益178億7,600億円、最終利益93億100万円(同99.7%)と増収増益だった。
 記者会見の中で中野吉晴社長は前期の業績について「震災の影響からの早期復旧に努めるとともに、中期経営計画に掲げた乳飲料、ヨーグルト、デザート、ナチュラルチーズの4つのカテゴリーにおける“カテゴリーNo.1戦略”を強力に推進するため、新商品の開発ならびに商品ブランドの強化に取り組んだ。また、本年1月には、ガセリ菌SP株の効果が報じられたことにより、ヨーグルトの販売が大きく伸張した」と振り返った。
 中期経営計画の変更については、震災の影響などを踏まえ、計画のコンセプトや骨子は維持しつつ、最終目標である連結営業利益200億円の達成年度を平成25年度から26年度に変更している。「基本戦略へ変更せず、着実に実行していく」と中野社長。
 新たな施策としては、協同乳業グループとの業務提携の検討を開始し、事業構造改革を進めていく。