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理研農産化工が特約店会議を開催
「発展する理研農産化工3カ年計画PhaseⅡ」に全力

 理研農産化工は10月23日にホテルニューオータニ佐賀にて平成24年度特約店会議を開催した。その中で、野中修誠社長が今期の業績や今後の方向性について説明した。
 今期中間の連結業績は、売上高132億円(前年比103.6%)、営業利益2億5,000万円(同68.9%)、経常利益3億円(同69.4%)、当期純利益1億9,000万円(同78.3%)の増収減益となった。野中社長は「販売数量においては、前年比で食用油111.1%、小麦粉製品97.5%となり、食用油は業務用111.2%、家庭用109.3%と伸長したが、小麦粉製品は業務用98.4%、家庭用94.5%と減少した」と報告した。油脂原料価格が高騰する中、製品価格への転嫁が遅れるなど油脂事業の採算悪化を主因に、第1四半期の連結経常利益は3,600万円(前年比2億700万円減)の大幅減益となっていた。第2四半期については「油脂販売価格の是正が進捗したことや、過去7年間で30億円を超える佐賀本社工場、福岡工場に対する設備投資や設備更新による物流の合理化と継続したコスト削減効果により、やや回復基調となっている」と述べた。7~9月の連結経常利益は2億6,500万円(前年比138.7%)に改善している。
 同社は今年度から「発展する理研農産化工3カ年計画PhaseⅡ」を掲げ、第4次中期経営計画に全力で取り組んでいる。平成27年3月期の目標は売上高265億円、経常利益12億円。
 野中社長は、その具体的施策として、1)次世代型工場設備構築のための新規設備計画と既存設備リニューアル、2)国内営業の充実、3)「ザ・理研品質の確立」の3点を挙げた。「九州の理研農産化工から日本全国のお客様にお役立ちのできる理研農産化工へとチャレンジしていく」ことを強調した。