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花王がライフステージに合わせたオーラルケアを提案

 花王は5月21日、東京・茅場町の茅場町事業場で記者発表会を開き、オーラルケアの市場状況と同社の取り組みなどについて報告した。
 同社によると、オーラルケア市場は、約1,800億円の規模があり、2001年以降は12年連続で市場は前年を上回って推移しているという。特に50代、60代の高年齢層の購買が主力のハミガキやハブラシにおいて、高い成長を続けており、市場を牽引する形となっている。
 そうした市場環境の中で、花王は、「クリアクリーン」、「ピュオーラ」、「ディープクリーン」の3つのブランドで、ライフステージに合わせたオーラルケア提案に力を入れている。“お口の健康を維持したい老若男女”には「クリアクリーン」、“口内環境が悪化し始めた30代後半”には「ピュオーラ」、“歯ぐき悩み・歯ぐき疾患を抱える50代以上”には「ディ
ープクリーン」を提案。
 「ディープクリーン」については、「歯ぐきのためのブランド」としてターゲットにわかりやすい施策を展開している。新タレントには、女優の大竹しのぶさんを起用し、テレビCMなどでPRを図り、50代以上の認知率向上をめざす。