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DHA・EPA協議会が総会を開催
 新会長にマルハニチロ食品の昌子有部長が就任

 DHA・EPA協議会は5月17日、東京・永田町の薬業健保会館で第16回通常総会を開催した。冒頭、山根耕治会長が挨拶に立ち「前回の総会でも報告したがオメガ3に関しては消費者庁から『心血管疾患リスク低減』、『血中中性脂肪低下作用』、『関節リウマチ症状緩和』の3つの項目でA評価を受けた。この延長として、健康食品としての効果・効能に対する評価が考えられ、日本の場合、諸外国においてすでに高い評価を得ている。そういった部分を含めた規制の見直しを視野に入れつつ、6月に発表される成長戦略の中の生態学の項目に注目している」と述べた。続けて山根会長は、米国のEPA・DHA オメガ3のグローバル業界団体であるGlobal Organization for EPA and DHA Omega-3s(GOED)が6月20日に開催する予定であり、同協議会でも支援している「第1回GODE日本セミナー」について紹介するとともに、「今後もGOEDとの交流を続けていき、グローバル化の第一歩として重要な関係にしていきたい」との意向を示した。
 総会では、平成24年度の事業報告及び決算報告や、平成25年度事業計画及び収支予算などについてそれぞれ審議し、可決された。また、本年度は役員改選期にあたり、新会長にマルハニチロ食品執行役員化成バイオ事業部の昌子有部長、新副会長に国際栄養食品協会の末木一夫専務理事が就任した。
 また、総会終了後同会場にて、日油食品研究所第4G主任研究員の大久保剛氏により「PC-DHAの機能性について」、高松市民病院小児科診療部長の渡辺俊之氏により「アトピー性皮膚炎とDHA・EPA外用剤―19年間の歩みと今後の展望―」と題する講演が行われた。