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ライオンが年末住居用洗剤で、まとめ買い促進に向けたプロモーション

 ライオンは11月12日、東京・両国の東京オフィスで、年末の住居用洗剤市場の動向や同社のマーケティング施策について記者会見を行った。
 同社の調査によると、年末に大掃除を行う世帯の割合は、58.9%で、5年前に比べて約70%に減少しており、大掃除を行った日数も1~2日が5割弱を占めており、簡素化の傾向がみられている。また、2012年12月の住宅用洗剤の販売数量(市場全体)は、浴室用、トイレ用、カビトリ剤、パイプ、レンジの5つの分野でいずれも100%を切っているが、代わって13年1月の販売がいずれも前年を超えており、年を越して大掃除に代わるものが行われていることが伺える。
 同社の今年の取り組みとしては、商品の販売単価アップが見込まれる、まとめ買いを促すために、店頭で「大そうじ戦隊ルックレンジャー」というテレビの戦隊ヒーロー物のようなキャラクターを通して、5つの住居用洗剤の商品をアピールしていく。また、好調が続いている「ルックおふろの防カビくん煙剤」については、テレビCMの放映や防カビ保証付きの企画品の展開などを行っていく。