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味の素と東洋水産がインド、ナイジェリアで即席麺の合弁会社

 味の素と東洋水産は2013年12月18日、帝国ホテルで記者会見を開き、インドおよびナイジェリアで、即席麺の合弁会社設立を発表した。
 両社は、インドとナイジェリアのおける合弁の即席麺事業会社の設立で合意し、12月18日に基本合意書を取り交わした。
インドでは、東洋水産グループが51%、味の素グループが49%を出資して、合弁会社を設立する。代表者は東洋水産が指名する取締役が就任する。2016年度から製品を展開し、10年後に約5億食の販売(南部4州で15%のシェア)をめざす。
 ナイジェリアでは、味の素グループが51%、東洋水産グループが49%を出資し、味の素が指名する取締役が就任する。2015年度から販売を進めて、10年後に年間約5億食(市場シェア15%)の販売を目標としている。
両社の役割は、東洋水産グループが開発・生産の支援、味の素グループがマーケティング(商品企画・販売)を担う。
 味の素の伊藤雅俊社長は「当社は即席麺をローカルコアの事業として育成しており、今年は海外で200億円の事業を展開している。さらに今後の成長のスピードを上げていきたい」と語った。東洋水産の小畑一雄社長は「それぞれ単独で参入を検討していては難しい、高い競争力とスピード感の実現が可能になることが大きい」と話している。