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日チョコ協がチョコレートシンポジウム開催

 日本チョコレート・ココア協会は9月19日、東京・大手町の経団連会館において「第19回チョコレート・ココア国際栄養シンポジウム」を開催した。同シンポジウムは、カカオポリフェノールなどのチョコレート・ココアの栄養成分の医学的な効果・効能に関して最新の研究成果を発表するもので、業界関係者が多数出席した。
 4題目の講演では、間藤卓埼玉医科大学総合医療センター硬度救命救急センター准教授が「カカオを臨床や災害の場でより活かすために」というテーマで、医療・介護分野でのココアの利用に関する調査結果を紹介した。こうした現場では、主に「排便コントロール(便秘、下痢、便臭改善)」、「褥瘡(床ずれ)の改善」、「ミネラル不足による貧血の改善」「ココアによる風味改善」などに利用していることが確認された。さらに、間藤准教授は災害時のチョコレートの利用について課題を指摘した。