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ライオンが雨活アイデアコンテスト2014表彰式を開催

 ライオンは、雨水の有効活用啓発を目的に、全国の小中学校の生徒を対象に行った「雨活アイデアコンテスト2014」の表彰式を1月10日、東京・江戸川区の同社平井事業所で行った。
 4回目を迎えた今回のコンテストには、「作文部門」「ポスター部門」「自由研究部門」「スローガン部門」に合わせて6,277点の応募があり、最優秀賞8作品、優秀賞8作品、佳作36作品、学校奨励賞2校、学校特別賞3校が選出された。当日は、最優秀賞の受賞者や保護者らを招き、表彰式が行われたほか、平井事業所内のコミュニケーションセンターや雨水利用施設の見学が催された。
 表彰式の冒頭に主催者挨拶を行ったライオンの小竹由紀CSR推進部長は「作品を見ると、家族で話をしながら、また先生に指導を受けながら、一生懸命に雨について考え、調査をした素晴らしいアイデアであることが伝わってきた。ライオンは、洗剤や歯磨きを作っている会社で、どんな商品も水と一緒に使うことが多いと気付かれたと思う。皆さんにも水を大切にして欲しいとの思いで、雨水市民の会と一緒にこのコンテストを毎年実施している。コンテストを通じて雨のことを考え、水の大切さや環境に対する気付きを得て、それをこれからも大きく育てて欲しい」と語った。
 また、ライオンとともに同コンテストを主催した特定非営利活動法人雨水市民の会の山本耕平理事長は、昨年制定された水循環基本法や雨水利用推進法について触れた上で「水の循環や環境への考え方をしっかり持った作品が応募され、とてもよく勉強していると感じた。日本には雨冠が付く字がたくさんあるように、昔から雨と一緒に生活してきた。雨の歌や雨の文芸、雨の振り方は沖縄と北海道では全然違うといった地理的な問題などを視点に入れて、ぜひ来年も応募して欲しい。雨活アイデアコンテストを通して、雨を考える切っ掛けなれば良いと思っている」と講評を述べた。