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油糧輸出入協議会新理事長に丸紅の鳥居敬三常務執行役員を選任

 油糧輸出入協議会は5月21日、東京・内幸町の帝国ホテルで第64回通常総会を開催した。役員選出に関する件では、新理事長に丸紅の鳥居敬三常務執行役員穀物本部長を、理事長代行に同社の岡野良治穀物第二部長を選任した。副理事長には、三井物産の飛鷹裕之穀物物流部長、三菱商事の宮原朋宏農産油脂部長、伊藤忠商事の大恵修司油脂・穀物製品部長を選任した。
 総会後の懇親会の冒頭、岡野理事長代行が鳥居新理事長のメッセージを代読し挨拶した。製油業界については「油脂原材料となる穀物相場は昨年の高値と比べれば落ち着きを取り戻した感はあるが、世界の食糧需要拡大による旺盛な需要から、相場上昇の可能性は常にあり、円安の継続と相まって原材料調達コストは引き続き厳しい環境にある。また、日常品に対する消費者の低価格志向は根強く、採算向上のためにも適正な販売価格を実現するのが大きな課題と認識している」との考えだ。「当協議会においても、海外より安定的に食糧を調達することが益々重要性を増していることを改めて自覚し、その責務を果たすべく全力を尽くしたい」としている。