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カールスジュニア日本一号店が秋葉原にオープン

 米国カリフォルニア発の高級ハンバーガーチェーン「Carl's Jr.(カールスジュニア)」が3月4日、東京・秋葉原に日本一号店をオープンした。親会社であるCKEレストランホールディングスとLPガス大手のミツウロコグループホールディングス(MGHD)が専属フランチャイズパートナー契約を結び、店舗運営はMGHDの子会社であるカールスジュニアジャパンが行う。MGHDは2013年の「タリーズコーヒー」のフランチャイズ店舗運営を皮切りに、「しゃぶしゃぶ温野菜」「生活彩家」など食分野事業を拡大している。コカ・コーライーストジャパンから売店・食堂事業の運営を譲受し、昨春にはショップ&レストラン事業部を立ち上げた。
 カールスジュニアの特徴は、アンガス牛100%使用の「Thsickburgers(シックバーガー)」などに代表される高品質でベストクラスなメニューや、注文を受けてから手作り調理し、できたての商品をテーブルまで届けるといったサービス、おかわり自由のドリンクバー、モダンな内装などのアメニティ等にある。
 一号店開店に先駆け、3月2日にメディア向けのプレオープンイベントが開催され、CKEのネッド・ライアリー海外部門社長は「今期が当社にとって75周年の節目の年で、非常にエキサイティングなイベントだ。MGHDという最良のパートナーを得て今後の展開を楽しみにしている。このタイミングがハンバーガー市場にとって最も良い時期と考えている」と挨拶した。
 カールスジュニアジャパンの渡邉雅人社長は、「ドリンクカップに英語で“本気で食事を楽しもうか”と書いてある、この価値観を支持して頂けるようにしていくことが使命と考えている。メニューの多彩さ、何よりも味の良さ、雰囲気、サービスの良さを堪能して欲しい」とカールスジュニアの特徴をアピールした。
 バーガー各種の価格は1,000円前後が中心。「秋葉原は食の街にもなっており、外食の客単価が高く、1,200円、1,500円使う人も多い」といったデータを元に、高品質に見合ったリーズナブルな価格設定としている。おすすめメニューとして同社アジア地区オペレーターは「ウエスタンベーコンチーズバーガー」「ワカモレベーコンシックバーガー」「マシュルームシックバーガー」のほか、国産鶏胸肉100%使用のチキンサンドを挙げた。シックバーガーは、1/2LBと1/3LBのパティが選べ、ボリューム感にあふれている。
 フライ調理等の食用油については、パーム油とキャノーラ油を使用している。豪州から調達するアンガスビーフ以外の原料については、食用油を含めて国内メーカーから調達している。