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昭和産業が内定者サプライズ企画“天ぷら研修”

 昭和産業は10月3日、東京・千代田区の同社本社において「昭和天ぷら粉 国内発売55周年記念内定者サプライズ企画『天ぷら研修』」イベントを開催した。
 当日のイベントでは、同研修について事前に知らされていない内定者31名が驚きの様子で入場し、同社の新妻一彦代表取締役社長、檜前慶一取締役専務執行役員が挨拶に立った。

 新妻社長はイベントの趣旨について「入社してすぐに皆さんが自分の会社の商品を知っている、使ったことがあると言えたら格好いいじゃないかということもあって、今日は少し早いかもしれないが、自社製品の特長・魅力を体感してもらうために研修を企画した」などと語った。また、「今年は当社は創業80周年、天ぷら粉発売55周年の記念の年だ」と述べ、9月1日より研究開発体制強化に向けて業務を開始した「RD&Eセンター」や企業ブランドロゴの変更などを紹介し、「来年からはネクストステージとして、新たなステージに変えていこうと思っているので、私自身も全力で取り組んでいく。若い皆さんの力を借りながら、大いにこれから昭和産業を盛り上げていきたい」と挨拶した。

 檜前専務は、同社の「昭和天ぷら粉」の歴史を紹介しつつ、「会社を強くするもの、これは何でしょう。もちろんこういった商品力もある。でも大事なものは人間力。人と人とがどうやって結びついて助け合っていくか。一人では絶対に仕事はできない。組織で仕事をする。したがって、ここを大事にしてもらいたい」と内定者を激励した。

 その後、新妻社長と檜前専務は天ぷら職人の装いに衣替えした姿を披露し、同社の商品開発研究所家庭用グループの薄井富美子主任が、同社の秋冬新製品「おいしく揚がる魔法の天ぷら粉」を用いた天ぷらの揚げ方などを実演した。
 各班に分かれた内定者は、グループごとにテーマを決めて調理実習を開始し、先輩社員のほか、新妻社長や檜前専務も各テーブルを周り直接内定者に指導した。

 最後には、内定者代表が「揚げ物は初体験で、敷居の高いものだが、すごく簡単に作れて感動した」「ワイワイしながら作れて、おいしいとかこれどうしようとかいう会話が生まれた。そういう商品を自分も作っていけたら」などの感想と入社の意気込みを語り、サプライズ研修が終了した。