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「RSPOジャパン・デー2016」が開催

 RSPOジャパン・デー2016実行委員会(委員長・南明紀子氏)は9月27日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにおいて、「RSPOジャパンデー2016」を開催した。当日は、製油メーカー、加工油脂メーカー、商社、トイレタリーメーカー、流通など約350人が参加した。
 持続可能な原材料の調達が企業にとって欠かせない課題となる中、欧米の先進諸国では、パーム油について、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)の認証油への切り替えが増えてきている。一方、日本では、まだ一部の企業の取り組みに留まっているのが現状である。今回のシンポジウムでは、海外・日本の先進事例が報告されたほか、日本における認証油の現状や課題をテーマについてパネルディスカッションが行われた。
 冒頭、RSPOのダレル・ウェーバー事務局長が挨拶した。ウェーバー事務局長は、持続可能性の重要性について触れたあと「RSPOには3,000社が加わり、加盟国は18か国に達した。マーケットシェアでは18%を占めるまでになっている。RSPOは調達を変える上で重要な役割を果たす。そしてこの持続可能な開発に向かっての旅路を皆様と進むことを希望している」などと語った。