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ADEKAの食品事業は増収で大幅な増益を達成

 ADEKAは11月28日、東京・東尾久の本社で「2016年度第2四半期決算説明会」を開催した。
 同社の2017年3月期第2四半期連結業績は、売上高1,088億9,500万円(前期比0.7%減)、営業利益98億7,500万円(同10.0%増)、経常利益88億6,500万円(同1.8%増)、当期純利益60億8,500万円(同3.8%増)で微減収で増益となった。
 郡社長は業績概要について「売上高は、海外子会社が現地通貨ベースで増収となったが、為替換算の影響を大きく受けて全体としては減収となった。高機能製品の販売拡大等により、営業利益、経常利益、四半期准利益は増益となった」と総括した。
 セグメント別では、情報・電子化学品は減収減益、機能化学品と基礎化学品は減収増益、食品が増収増益、その他は増収減益となった。
 食品事業については、売上高316億円(前期比7.4%増)、営業利益9億円(同74.9%増)となり、増収で大幅な増益となった。国内では、製パン、製菓、洋菓子向けにマーガリン、ショートニング類の販売が好調に推移した。海外では、販売・開発体制の強化と現地ニーズに合った製品の開発などにより、中国、東南アジアでの市場が拡大し、販売が伸長した。