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「クリニカKid’s」リステージで“0才からの予防歯科”推進

 ライオンは2月15日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにおいて、「『クリニカ』オーラルケアセミナー」を開催した。
 はじめに、ライオン歯科衛生研究所歯科衛生士の亀田麻未氏が、「ムシ歯ゼロを目指す!0才からの予防歯科」と題して、子どもの口腔内の課題や母親のオーラルケアの実態、効果的なムシ歯予防や歯ブラシの選び方等について講演した。
 現代の子どもの歯科保健の課題の1つとして、12才以降のムシ歯の増加が挙げられる。子どものムシ歯は9才頃まで年齢とともに増加し、その後、乳歯から永久歯への生えかわりによって一時減少するが、12才以降で再び増加する。亀田氏は、「つまり、親の手が離れる前の幼少期から小学生の間に、基本的なオーラルケア習慣を子ども自身が身に付けることが非常に重要になる」と解説する。
 同研究所で実施した子どもの「オーラルケア実態調査」では、84%もの母親が子どものオーラルケアに関心がある一方、自信がないと回答する人も73%に上り、正しいケアの方法がわからないことに関して困っていることがわかった。
 そこで亀田氏は、適切なケアの開始時期と方法を説明した。子どもの“歯磨き習慣化”のステップの目安として、「保護者が子どもの歯を磨く“仕上げみがき”は、歯が生える頃、個人差はあるが、8ヵ月頃から始めることを勧めている」という。そして「最初は全体的に保護者が磨き、3才以降は子どもが磨いた後に保護者が磨く。そして小学生に入った後も、9才頃までは不十分なところは保護者が磨くことが大切だ」と説明した。また子ども自身が歯ブラシを持って自分の歯を磨く“自分みがき”は、「1才頃、歯ブラシを握ることができるようになったら実際に歯ブラシを持たせて、大人がそばで見守りながら口に入れる練習を始める。最初から上手に磨くことはできないが、この時期から歯ブラシを握り、口に入れることに慣れることが重要だ」という。そして、子どもの成長にともない子ども自身の歯みがき習慣の確立にシフトしていくことが望まれる。また、歯磨きを早く始めることは、慣れのほかにも、虫歯になる割合、歯磨きが好きになる割合、自発的に歯磨きする割合等でプラスに働くこともわかっている。

 続いて、ライオンオーラルケア事業部の横手弘宣ブランドマネジャーが、「クリニカ」の新製品や同社の“予防歯科”への取り組みを紹介した。予防歯科を提案して今年で4年目になる「クリニカ」は、今年は予防歯科の自分ゴト化に向けて、ブランド全体で“あなたの予防歯科を一歩前へ”というテーマに沿ってマーケティングを展開している。その施策の1つとして、“0才からの予防歯科”をキーワードとし、親子で一緒に予防歯科に取り組むことの大切さを訴えている。
 2017年2月にリステージした「クリニカKid’s」シリーズの中でも特徴的なのが歯ブラシで、「0~2才用」「3~5才用」に採用した“まがる・おれない「安全ハンドル」”は、安全面だけでなく、子どもが楽しみながら歯磨きを習慣づけていくうえでも役立つ画期的な製品となっている。
 さらに同社は、製品での提案とあわせて、生活者のオーラルケアに関する不安や疑問を解消するようなコミュニケーション施策も強化していく。同社が運営するWEBサイト「HA!HA!HA!パーク」では、子どもの歯みがきに関する適切な情報提供に加えて、子どもと一緒に楽しみながら歯磨きできるような動画や歌、さらに、母親の悩みに寄り添った共感動画といった充実のコンテンツを配信している。横手氏は最後に「クリニカ」の想いとして、「歯磨き習慣をしっかりと根付かせていくために、親子が楽しく絆を育む場に歯磨きというものを変えていきたい」と語った。