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日こめ・新理事長にボーソー油脂の齋藤次期社長が就任

 日本こめ油工業協同組合は5月11日、東京・大手町のKKRホテル東京において第37回通常総会を開催した。任期満了にともなう役員選任が行われ、第20代理事長にボーソー油脂の齋藤典幸常務(6月下旬の株主総会で社長就任予定)が就任した。
 総会後の懇親会で齋藤理事長は「一昨年来の急激な需要の増加は一時に比べれば落ち着いてきたが、安定的な需要と健康オイルとしてのイメージが定着してきている」ことや「家庭用製品は、JASの格付け実績においても2年前に比較して約3倍の実績が出ている。業界全体で家庭用製品の定着・伸長に今後とも努力していきたい」と語った。さらに原料確保やコメ油の価値に見合った適正価格での販売、脱脂糠の安定的な販売など課題は多いが「組合員各社が知恵を出し合って、これらの難題に真摯に取り組んでひとつひとつ克服していくことが肝要」との認識を示した。