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ケンコーマヨネーズが2017年秋冬新商品を発表

 ケンコーマヨネーズは6月22日、東京・杉並の東京本社において、「2017年秋冬新商品発表会」を開催した。はじめに、常務執行役員の島本国一商品開発部門長が挨拶に立ち、2016年度の決算概要や、今期の業績予想などを説明した。
 
 今期の通期連結業績予想は、売上高750億円(前期比5.9%増)、営業利益40億8,000万円(同2.3%増)を計画しており、外部環境に関して「食の外部化、簡便化、高級化など多様化が進むなか、食に対しては健康志向、ヘルシー志向、高付加価値、安心・安全を求めるなど、かつての量重視から質重視へと変化している。外食・中食産業では、人手不足ではあるが本格的な料理を簡便なオペレーションで提供したいという要望が強くなってきている」などと分析した。
 こうした状況にあって同社は、「野菜をキーにしたサラダ料理という切り口を武器に、消費動向の変化を読みながら、商品開発についても柔軟な発想を持って対応していきたい。また、当社は業務用食品メーカーではあるが、商品のブランド育成は重要な課題と考えている。マヨネーズ・ドレッシングについては、『世界を旅するドレッシング』シリーズと『トリプルバランス』シリーズ、サラダ惣菜については、和惣菜の『和彩万菜』シリーズ、卵加工品としては、静岡富士山工場製の『惣菜亭』シリーズをさらに強化し、販路を広げていく」との考えを示した。

 続いて、商品開発部門商品開発本部の矢野輝彦本部長が新商品の概要について説明した。2017年秋冬の新商品は、ドレッシング・ソース類5アイテム、サラダ・惣菜類4アイテム、冷凍惣菜1アイテムの全10アイテム、形態違いも含めると全17品で、7月18日に発売した。
 ドレッシング類では、「世界を旅するドレッシング」シリーズから「パクチー」を、「トリプルバランス」シリーズから「たまねぎ」「梅」「柚子こしょう」を新発売した。