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オリーブオイル関西2017が開催

 国内唯一のオリーブオイルに特化した「オリーブオイル関西 国際商談専門見本市」が2017年10月11~13日、インテックス大阪で開催された。2回目の開催となった今回は、スペインやイタリア、日本、トルコ、チュニジア、米国、南アフリカといった世界7カ国から44社が出展し、「ファベックス関西2017」などの同時開催の展示会と合わせて3万6,362人の来場者で賑わった。
 有名シェフや料理研究家によるライブクッキングデモなどの企画も盛り沢山だが、中でも国内外の著名専門家による特別セミナーには多くの聴講者が集まった。日本植物油協会の齊藤昭専務理事は「オリーブオイルをはじめとした植物オイルをめぐる内外情勢と注目される健康機能について」、日清オイリオグループの鈴木利久氏(商品戦略部/オリーブ・オイル・テイスティング・パネル・スーパーバイザー)は「バージンオリーブオイル品質評価における各企画項目(化学分析及び官能評価)の解釈について」、それぞれ講演した。
 日本の油脂メーカーでは、前回に続いて日清オイリオグループが出展。グリーンオリーブへのこだわりや「BOSCO」を例にした鮮度と品質の高さ、かけるオイルやオイル鍋などのメニュー提案を交えて、店頭品にとどまらずギフト品や通販限定品まで幅広い品揃えを紹介した。
 今回初出展したJ-オイルミルズは、鮮度にこだわった「AJINOMOTO」ブランドのオリーブオイルの品質管理の高さに焦点を当ててアピールした。17年4月から販売を始めた斗缶や910gPETといった業務用商品の提案にも力を入れた。
 国内産地として名高い香川県も前回に続いて出展し、かがわオリーブオイル品質表示制度を紹介したほか、時期的に新油の提案に適した南半球の南アフリカからは2社が初出展した。