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全油販連が第64回総会を開催

 全国油脂販売業者連合会は10月20日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで第64回定時総会を開催した。今期は役員改選はなく、すべての議案が承認された。総会後の講演会では食文化史研究家の永山久夫氏が「人生は面白い よいあぶらを毎日とって100歳、100歳」をテーマに講演し、“胡豆魚油根茶(ごまさかあぶこんちゃ:胡麻などのナッツ、大豆、魚、油脂、根菜、お茶)”をキーワードに、知恵ある人は油を選び食を選ぶべきとの内容で、エゴマ油やゴマ油、オリーブ油、ナタネ油などの油脂は長寿に欠かせないと提唱した。
 その後の懇親パーティでは冒頭に宇田川公喜会長が挨拶し、創立時に思いを馳せた上で「当時は油脂の需要を促進する活動が中心で、まだ日本人は油を十分摂れていなかった。昭和40年代に入って油脂は過剰摂取と悪者にされてきた。ここ数年はオメガ3脂肪酸が認められ、大豆も身体に良く、ナタネも必須脂肪酸が多く含まれるということで、油もこれからどんどん見直されてきて、自信を持って良いのではないか」と述べた。また、「今年の春から油価の改定が進んできて、秋からもう一段ということで、価値に見合った販売を製販一体となって心をひとつにして進んでいくことを信じたい」と期待を寄せた。
 来賓を代表して挨拶した日本植物油協会の今村隆郎会長は「今、油業界は原料が上がり値上げに入っている。流通市場、消費市場はデフレで厳しいが、交渉を進めているので、少しずつ良い影響が出てくると思う」との見方を示し、「これからも製油メーカーは全油販連と一緒になって油脂業界を盛り立てていきたい」と語った。