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ライオンが「システマ」ブランドをリニューアル

 ライオンは4月、「システマ」ブランドを“30代からの「歯周病セルフケア」”を提案するブランドとしてリニューアルする。これに先立ち、同社は2月14日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにおいて、「『システマ』オーラルケアセミナー」を開催した。

 はじめに、オーラルケア事業部の大塩繁生ブランドマネジャーがリニューアル背景について、30代に着目する理由として、「人間の免疫機能は、20歳前後をピークに年齢とともにだんだん低下してくると言われており、それに伴い、30代以降においては、感染症などの疾患リスクが高まる傾向にあると言われている。実は歯周病も感染症。歯周病というと、一般的には50~60代くらいから気にするべきと思う人が多いが、実は30代。自分ではまだまだ若いと思っていても、十分にリスクが高まってくる病気なので、今回はここをしっかり皆さんにケアしてほしいということで、商品を発売したい」などと説明した。

続いて、ヘルスケアマイスターの芳賀理佳氏が「現代女性のプチ不調」について、ライオン歯科衛生研究所歯科衛生士の政井美南海氏が「女性の歯周病の実際とケア方法」についてそれぞれ説明した。

 最後に再び、大塩ブランドマネジャーが、新製品について紹介した。
 今回のリニューアルで「システマハブラシ」は、従来品に比べ30%も薄い、厚さ3mmの進化したヘッドを採用した。奥歯の歯周ポケットまで届きやすく、しっかりとケアすることができる。また、ピンポイントで歯周ポケットを磨ける「デンタルタフト」を新たに追加する。「システマEXハミガキ」と「システマEXデンタルリンス」は、歯周病予防に有効な従来の“浸透殺菌”“抗菌バリア”“抗炎症”機能に加えて、新たに歯周病プラークを柔らかくして落としやすくする柔軟成分(歯磨き:ポリアクリル酸Na、リンス:POEセチルエーテル)を新配合した。