• 団体

松籟科学技術振興財団が研究助成金贈呈式
第35回を迎え例年以上の20名に贈呈

 松籟科学技術振興財団は3月2日、東京・丸の内のシャングリ・ラ・ホテル東京において、2017年度(第35回)研究助成金贈呈式を開催した。長谷川吉弘理事長(ハリマ化成グループ社長)は、贈呈式の冒頭、「当財団は1983年に発足して以来、本日オズ亭する20件を含めると、研究助成は延べ656件、助成金の総額は7億1,800万円の助成を行うことができた。2017年度に応募頂いた55件の中から選ばれた20件の研究は非常に優れるという評価をさせて頂いたものである。700件近い研究助成を過去に行っているので、最近ではほとんど毎日のように過去に助成させて頂いた先生方の研究業績が発表されることを目にすることが大変多くなった。今日、助成させて頂く皆様方も、これからますます研究に励んで成果をあげることを期待している」と述べた。また、同日開かれた同財団理事会において「設立36年目の事業計画で、一層の発展に寄与する研究開発への支援事業を行っていくことを承認頂いた」と報告した上で、「今後とも資源のないわが国にとって、科学技術の発展こそが世界において日本が貢献できる道であるとの信念のもとに、1件々々についての助成金は100万円という細やかな事業ではあるが、息の長い事業として続けていきたい」との考えを示した。
 その後、選考委員会報告では、中島邦雄選考委員長(政策研究大学院大学名誉教授)が「今年は35回ということで例年より諸般の事情で少し対象者を増やしたが、それ以上に応募者の研究が大変優れており、大変頭が痛い中で55件から20件を採用した」と助成金贈呈者を増名したことを明らかにし、「総額2,000万円ということで、研究の有用なところにお使い頂ければと思う」と述べた。
 続いて受賞者それぞれに助成金100万円の目録が贈呈された後、受賞者を代表して筑波大学生命環境系の草野都教授が挨拶し、謝辞を述べた。
 贈呈式終了後には、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構の水野潤教授が第33回(2014年度)研究助成テーマ「真空紫外光を用いた高機能性木質炭素材料の開発」の研究成果発表を行った。