• 新製品

リボン食品が111周年記念商品を発売

 1907年に千足栄蔵氏が日本で初めてマーガリンを製造したことを起源とするリボン食品は、今年で創業111年を迎えた。4月には同社4代目となる筏由加子社長が就任し、昨年来建設を進めてきた本社新社屋が竣工するなど新たな時代の幕を開けている。
 こうした中で、リボン食品は111周年記念商品2品を5月に上市した。同社の原点である最高品質のコンパウンドマーガリン「サファイヤインペリアル 無塩」は111周年記念デザインを採用してパッケージをリニューアルし、厳選された高品質の乳脂肪を使用することでバターのような味わいを醸した特長を再訴求していく。
 また、芳醇な風味を特長とし同社のマーガリン類を代表する商品へと成長した「ネオラティ」(乳等を主要原料とする食品)から最高グレードの象徴的な商品として「ネオラティ エクセレント 111」を新たに発売した。“創業111年 リボンで繋ぐ歴史と未来”をキャッチフレーズに新たな一歩を踏み出す。
 一方、近年、同社はパイ事業の飛躍に道筋をつけてきた中で、特にパイシェル(焼成パイ)需要の拡大に力を注いできた。今年2月には、小口用パイシェルシリーズを新たに発売した。使い切りやすい入り数(従来の約1/8の量)、コンパクトな荷姿(従来の約1/8のサイズ)、作業の邪魔にならないトレー(従来の約1/2のサイズ)とし、人気のパイシェルが1週間で使い切りやすいパッケージとなっている。<小口用パイタルト>、<小口用クッキータルト>ともに大・中・小の3サイズを品揃えしている。
 また、2016年8月に発売した包餡機専用パイ生地向けの冷凍ミックス粉「Pie de TUTUMU」シリーズは、<ブリゼ>と<シュクレ>の2品をラインナップしており、水や卵を加え、包餡機で成型してから焼くだけでパイ菓子や惣菜が手軽に作れることから好評を得ている。今年2月には、同シリーズから新たに、包餡機専用の乳菓まんじゅうミックス粉「Pie de TUTUMU(乳菓用)」を発売した。牛乳と卵を加えてミキシングして生地をまとめ、包餡機で成型して焼成するだけで、簡単に今流行りのソフトタイプの乳菓まんじゅうを作ることができる。抹茶やココアなど様々な味のアレンジもできる。