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全油連が「平成30年度連合会研修」

 全国油脂事業協同組合連合会(全油連)は10月23~24日、東京・浅草の浅草ビューホテルで「平成30年度連合会研修」を開催した。
 今回は、初日に「『社員の幸せ向上』のために~経営者に求められること」(こんのの紺野道昭社長)、「安全衛生と働き方・休み方改善」(厚労省東京労働局中央労働基準監督署の寺門健一氏)、「人材育成と労務対策について」(社会保険労務士の小泉正典氏)がそれぞれ講演した。2日目は、講義「人材不足を乗り切ろう」(クオリティ・オブ・ライフの原正紀氏)のあと、人手不足対策をテーマとしたグループ討議が行われた。
 初日は、吉岡和夫会長の挨拶の後に講義に入った。こんの(福島県福島市)は、東北や関東地域において古紙の回収・リサイクル、産業廃棄物の回収・処分などを手掛けており、社員は約200人で年商は50億円に達する。紺野社長は、2000年に父から事業を承継して3代目の社長に就任したものの、「社員の出社拒否は当たり前の会社だった」(紺野社長)というほど社内の環境があまり良くない状況だったが、社員一人ひとりとの対話を増やすなど「人を大切にする経営」を進めることで、社内環境が改善していったことを紹介した。