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全油販連が第65回総会で宇田川公喜会長を再選

 全国油脂販売業者連合会は10月23日、東京・中央区のロイヤルパークホテルにおいて第65回定時総会を開催した。任期満了にともなう役員改選では、宇田川公喜会長(宇田川商店社長)を再選した。副会長には、新たに東京油問屋理事長の館野洋一郎氏(タテノコーポレーション社長)を選出したほか、東京油問屋市場副理事長の金田雅律氏(マスキチ社長)、関西油脂連合会会長の木村賢治氏(マルキチ社長)、愛知県油脂卸協同組合理事長の太田健介氏(太田油脂社長)を再選した。
 総会後には講演会が行われ、宇田川会長が宇田川商店社長の立場で「油売りの来し方行く末」をテーマに講演し、さらに農林水産省食料産業局食品製造課の東野昭浩課長が「食品産業戦略」について講話を行った。
 その後の懇親パーティでは、はじめに宇田川会長が挨拶し、「昭和28年の3月2日に全国油脂販売業者連合会が設立して今年で65年になる。先ほどの講演会で油の歴史を話したが、全油販連の企画委員会が、大阪、愛知、東京で油を勉強する会を立ち上げ、油脂未来セミナーを行っている。各メーカーにも協力をお願いしたい。講演では最後に口銭が少ないという話をし、東野課長からも食品製造業の営業利益率が低いという講話があったが、食品はあまり儲からないという体質は昔からあるけれども、地震があってモノが届かないようなこともある。一番必要なモノであり、特に油は価値に見合った値段で売買されるべきだと思っている。油のことを勉強することにより、皆さんで高い志と意識を持って製造・販売に邁進していけたら良いと思う」と語った。