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「OLIVE JAPAN」国際オリーブ油コンテストが開催

 (一社)日本オリーブオイルソムリエ協会は4月3~5日、東京・銀座のコートヤードマリオット銀座東武ホテルにおいて、「OLIVE JAPAN2019」の国際オリーブオイルコンテストの審査を行った。
 同コンテストは、世界の主要な国際オリーブ油コンテストの一つで、アジアで開催される国際オリーブ油コンテストとしては最大。今回で8回目の開催を迎えた。
 今年は、イタリア、ギリシャ、チュニジアなどが不作だったにも関わらず、世界24ヵ国・地域から701品(前年721品)がエントリーした。特にイタリア、ポルトガル、チリ、アルゼンチンからの出品が増加しており、国際的に認知が広がっていることが伺える。
 オリーブ油の主要生産国を中心に14ヵ国26名の優れた経験を持った審査員による評価の結果、最優秀賞(プレミア)9品、金賞178品、銀賞287品が栄えある賞に輝いた。
 国別のメダル数でみると、スペインが最優秀賞5賞を含めて160品がメダルを獲得し、次にイタリアも最優秀賞3品を含む107品が受賞し、健闘している。以下、ポルトガル(42品)、日本(35品)、ギリシャ(31品)と続いている。
 今年の産地の作柄は、スペインは一部を除き、悪くはなかった。イタリアは南部からシチリアにかけて大減産、中部から北部は平年並み、ギリシャは半島とクレタ島で大減産だった。こうした産地の事情により、授与メダル数が前年の約560品から460品に大幅減少につながったとみられる。