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ゴマ業界3団体が合同賀礼会

 日本ごま油工業会と全国胡麻加工組合、油糧輸出入協議会のゴマ部会は1月25日、東京・芝公園の芝パークホテル別館で合同賀礼会を開催した。
 はじめに全国胡麻加工組合の藤波一博理事長(波里・社長)が挨拶し、ゴマ業界について「ここ数年、落ち着きを見せていたゴマ原料の産地相場・価格が中国を中心とする旺盛な需要や、作付け意欲の低下、天候不順などの影響で、主要生産国における生産量が落ち込み、大幅な高騰に転じた。人件費や物流費などのコストアップも企業にとって深刻な打撃になりかねず、製品価格の改定が不可避な状況となっている。業界の健全な発展のためにも、適正価格での販売や差別化戦略が重要である」との認識を示した。
 また、賀礼会に先立って行われた日本ごま油工業会の臨時総会で、会長会社である九鬼産業の社長交代にともない同社の田中啓之社長が同工業会の会長に就任した。田中新会長は賀礼会で挨拶した中で「大変な重責だ精一杯頑張りたい」と抱負を述べた上で、「商売をしていく上ではブランドが大事と言われるが、ゴマは凄く健康イメージを持ってもらえている。ぜひ、おいしく身体に良いゴマのブランドイメージを世界に発信して、ゴマの世界をどんどん広げていきたい」と語った。