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ボーソー米油部が部員限定イベント
圓尾和紀氏とごはんに合うコメ油レシピ試食も

 ボーソー油脂は、アイランドが運営する料理ブログポータルサイト「レシピブログ」と共同で、コメ油の魅力を発信するアンバサダープロジェクト「ボーソー米油部(こめあぶLOVE)」を推進している。昨年7月に開催したキックオフイベントに続き、2月22日に東京の外苑前アイランドスタジオで「もっと米油を知ろう♪」と題して部員限定イベントを開催した。
 イベントの開会にあたって、ボーソー油脂の後藤正純専務(写真下段左端)が挨拶し、「今回、特に伝えたいのは、コメ油メーカーとしてのキーワード、それは国産原料ということ。市場拡大とともに、スーパーの棚に並ぶコメ油のメーカー、種類が増えてきている中で、当社がこれからより強く発信したいのは、当社の(家庭用)製品が他のメーカーの製品と差別化できる部分として、大きく国産というワードをこれから強く訴求していきたい。コメ油メーカーとしてのブランドを確立し、当社製品がトップアイテムとして、これからもコメ油の市場を牽引していきたいと考えており、アンバサダーの皆様の力添えは欠かせないと思っている」と語った。
 続いて、ボーソー米油部部長を務める同社の高橋美奈子販売推進室長(写真下段右端)が「ごはんとボーソーの国産米油の関係」をテーマに、コメ油の原料事情について国内の油脂需給を交えながら解説した。特に、流通しているコメ油の原料には、国産米糠、輸入原油、製品輸入の3パターンがあるが、ボーソー油脂の家庭用コメ油は貴重な国産であること、またおいしくヘルシーで、食料自給率にも貢献できることを説明した。また、米の消費が減ると国産コメ油の原料となる米糠の発生も減ってしまうことから、「米油のためにもごはんを食べよう」と呼びかけた。
 その上で、日本人の体に合った「和ごはん」を提唱する管理栄養士の圓尾和紀氏(写真下段中央)を招き、高橋米油部部長とトークショーを行った。圓尾氏はボーソー油脂のコメ油を愛用しており、コメ油は料理を選ばず、胃もたれしないおいしさがあることや、洗い物をする際に油汚れが取れやすいといった良さを実感しているという。また、米油部部員がこれまでレシピブログに投稿したコメ油を使用した数々のレシピの中から「マイベストごはんに合う米油レシピ」として「人参しりしり」や「白菜と生姜の浅漬け米油和え」、「手作り♪ゴーラー油【減塩】」、「揚げ出し大根」、「豚ヒレのしっとり米油煮チーズ風味♪」、「カジキマグロの香ばしフライ♪」の6品の試食を行い、圓尾氏が管理栄養士の視点からその栄養性について解説するとともに、栄養を補完するような相性の良いメニューも紹介した。
 なお、33名の米油部部員によるレシピ投稿数は、昨年7月のプロジェクト始動から今年2月5日までで605件で、想定波及効果は84万PVとなっている。また、同社がレシピブログ会員にメルマガでアンケート調査を行ったところ、米油部実施前に比べて、5カ月後には、コメ油の認知度は90.2%(実施前比1.6%増)、使用経験は49.2%(同4.8%増)、ボーソー米油使用は40.2%増(同1.8%増)、ボーソー米油認知度49.2%増(同25.3%増)、ボーソー米油使用意向92.5%増(同0.7%増)となっており、いずれも増加しているが、特に同社のコメ油認知度が大幅にアップしているという。