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ゴマ油をテーマに第3回油脂未来セミナー

 全国油脂販売業者連合会(全油販連)の企画委員会、油脂未来セミナー実行委員会は、3月6日、東京・中央区総合スポーツセンターにおいて「油脂未来セミナー~油の花から実へ~ 第3回(胡麻油)」を開催した。
 同セミナーは、油の価値を的確に理解し伝えることができる力や、油の新しい価値を作り出せる力を体得して、油脂販売業界全体がメーカー、ユーザー・消費者の双方にとって価値ある存在になることを目指して、全油販連会員各社の若手・中堅スタッフを対象に企画している勉強会。3回目となる今回は、館野洋一郎実行委員長(東京油問屋市場理事長)の挨拶に続いて、日本ごま油工業会会長会社である九鬼産業の三宅耕二イノベーションセンター長が「ごまとごま油」をテーマに講演した。
 三宅氏は、ゴマの栽培から原料ゴマの国内外の需給環境や使用用途を解説した上で、焙煎ゴマ油、非焙煎ゴマ油それぞれの製造について説明した。さらに、健康性への意識からゴマ油の消費増を背景に、ゴマ油の生産量も拡大傾向で推移する中、ゴマ油の優れた酸化安定性と、それを支えるセサミンやセサモリン、セサモール、セサミノールといった成分の機能性についても紹介した。三宅氏は「焙煎度合いによって、様々な香味を楽しんでもらえる。是非、毎日の食事に使って欲しい」と呼びかけた。