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ケンコーマヨネーズは生産体制を強化した4工場を活用で新商品の創造へ

 ケンコーマヨネーズは11月21日、東京・茅場町の日経茅場町カンファレンスルームで2020年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
 当期の連結業績は、売上高377億6,600万円(前期比1.0%増)、営業利益 14億9,000万円(同2.4%増)、経常利益15億9,000万円(同5.2%増)、純利益11億400万円(同22.2%増)となり、増収増益となった。
 調味料・加工食品事業では、ポテトサラダの需要が回復し、販売も好調に推移する一方、メニュー減少や天候不順の影響によりタマゴ加工品の販売が苦戦し、売上高は前期比0.7%減少。なお、マヨネーズ・ドレッシング類は、CVSやファーストフード向けソース、スーパー向け袋タイプマヨネーズの伸長により売り上げが同2.2%増加した。
 惣菜関連事業では、ダイエットクック白老工場(18年4月稼働)、関東ダイエットクック神奈川工場(同6月稼働)による効果で、売上高拡大と収益性改善が進んでいる。
 分野別売上については、外食や量販店向けが伸長する一方、CVSやパン向けが前年割れで推移した。外食は、特にファーストフード業態が好調を持続している。CVSは、天候不順や24時間営業体制の見直しによる影響を受けて、特にタマゴ加工品の減少につながった。
 会見の中で、中計「KENKO Value Action~価値の創造」の進捗について報告し、炭井孝志社長は、「お客様とともにビジネスを創造」、「“創り・応え・拡げる”生産体制」、「サラダ料理を世界へ」という3つの事業戦略をさらに推進していく考えを示した。