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花王は高機能ハミガキがオーラルケア販売を牽引

 花王は、6月4~10日の「歯と口の健康週間」にあわせて、2020年のオーラルケア事業の事業方針や販売状況について明らかにした。
 2019年の市場全体については、高齢化の進行および日本人の残存歯数が上昇する中で、歯周病や歯槽膿漏の予防を訴求する、付加価値型商品が好調に推移した。使用率の高いハミガキおよび歯ブラシの販売数量は、横ばいに推移するものの、高付加価値による単価上昇により少しずつ市場が伸長している状況にある。
 こうした環境の中で、花王のオーラルケア事業は、「ピュオーラ」と「ディープクリーン」のハミガキが牽引する形で、前年比数%伸長した。
 歯周トラブルケアのためのオーラルケアブランド「ピュオーラ」は、2019年も引き続き前年を大きく上回った。19年春から、口のエイジングを考える高機能ハミガキとして「薬用ピュオーラ GRAN」を新発売。同年秋には、「知覚過敏症状ケア」をラインアップに加えて、好調に推移している。
 2020年4月25日には、「ピュオーラGRAN」から1本1本丁寧に歯を磨きたい人に向けた新歯ブラシ「ピュオーラGRAN ハブラシ ていねい磨き 超コンパクト」を新たに提案。特に歯垢が残りやすい歯の奥、キワ、内側のすべてにフィットする特長を備えた設計の歯ブラシである。