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ライオンが子ども向けIoTハブラシを新発売

ライオンは8月25日、子どもの成長をサポートするIoTハブラシ「はみがきのおけいこ」の新製品発表会をオンラインにて開催した。
 近年、家事や育児などさまざまなシーンにおける家族のあり方の変化にともない、子どもの自発性を養う教育に対する保護者の意識が高まってい
る。文部科学省の「子どもたちの育ちに関するデータ集」(2005年)によると、子どもに「自分でできることは自分でさせる」ことを心がけている家庭は95%にものぼることが分かった。一方、同社の事業領域であるオーラルケアにおいて、68%の子どもは自主的な歯みがきが未定着であり、子どもの歯みがきについて「負担を軽減したい」と感じている親は86%に達するという(2019年 ライオン調べ)。こうした課題を背景に、ひとりひとりの実態に合わせた子どもの歯みがきの習慣化サポートを目指し、今回、「はみがきのおけいこ」の開発・発売に至った。
 同製品は、加速度センサーが内蔵された専用デバイスをハブラシに取り付けることで、手の動きの位置や速さを検知し、専用アプリと連動してデータを蓄積する仕組みだ。親子でアプリの絵本を読みながら、音とアニメーションのガイドにしたがって歯を磨いていく。デバイスで検知したデータは即時にアプリに送られ、子どもが磨いた場所、磨けていない場所を分かりやすくイラストで表示。結果がすぐにフィードバックされるので、子どものやる気が継続する。アプリと連動させずにデバイスから音が出る「音だけモード」も搭載しており、忙しい朝など、アプリを起動させる時間がないときにも便利な仕様。「音だけモード」ではデバイスに直接データがたまり、後日アプリと連動した際にデータが送られるようになっている。