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日本水産が春の新商品で食卓おかずやつまみの拡充を実施

 日本水産(ニッスイ)は2021年春・夏の新商品・リニューアル品として、冷凍食品売場向け商品29品、常温食品売り場向け商品5品、業務用商品22品など、計81品を上市し、1月26日にオンラインにて発表会を開催した。
 冒頭、代表取締役専務執行役員の浜田晋吾COOが、同社の2020年度実績進捗に言及し、第3四半期累計の売上高が前年同期比94%であったことを明かした。
 今期新商品のコンセプトについては「増える家族時間によって必要となる食卓の充実と献立のバリエーション、新たな働き方・過ごし方によって求められる手軽なテレワーク食や個食の楽しさ、健康意識の高まりから出現したニーズである体力の維持・向上。これらをピックアップしていく。ここに、われわれの強みを活かし、『家族の食卓にもう1品』『簡単便利・充実』『お魚パワー』をテーマに、食シーンを豊かにする“食卓の応援団”という意識を持ちつつ進めていく」と説明した。
 「家族の食卓にもう1品」「簡単便利・充実」のテーマに沿った新商品として、家庭用冷凍食品では「高菜と明太子のピラフ」「FC フライパンでご馳走 海老フライ」などを発売する。冷凍米飯類の伸長を受けて考案した「高菜と明太子のピラフ」は、明太子の辛みと風味、高菜の旨みがきいたもち麦入りのピラフだ。ニッスイグループ企業の博多まるきた水産の明太子を使用しているほか、北海道産真昆布のだしを使用し、魚介の風味豊かなごはんに炊き上げている。「FC フライパンでご馳走 海老フライ」は水産売場向け商品で、少量の油でも揚げやすいのが特徴だ。
 また、家飲みの増加で需要が拡大しているつまみ商品の補強として、冷凍食品売場向けの「フライドチキン」や、常温食品売場向けの「つまみで楽しむSABA ブラックペッパー風味/ガーリック風味」などを発売する。「フライドチキン」は、若鶏のもも肉を4種のスパイスで味付けした、スパイシーな骨なしフライドチキンだ。1個90gでつまみだけでなくメインおかずともなる大きさで、厚切りの鶏肉を食べ応えのある食感に仕上げている。「つまみで楽しむSABA ブラックペッパー風味」は、「つまみで楽しむSABA」は、皮と中骨を取り除いたサバを、素材を活かした大きめのフレークにした商品となっている。