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ランクセスが2021年度の事業戦略を報告

 特殊化学品メーカーのランクセスは4月9日、オンライン上で「2020年度事業報告及び2021年度事業活動に関する記者説明会」を開催した。
 当日は、同社日本法人の張谷延河社長が登壇し、報告を行った。20年度の連結業績は、売上高が前期比10%減の61億400万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは、同15%減の8億6,200万ユーロとそれぞれ落ち込む一方、継続事業による純利益が9億800万ユーロ(前年2億4,000万ユーロ)と大幅な伸びを示した。純利益増加は、4月にカレンタ社株式を売却した成果である。
 一方、日本法人の事業活動については、20年度は新型コロナウイルスの影響で好調なコンシューマープロテクションズを除き、全部門で売り上げが減少した。21年度は、コンシューマープロテクション事業の強化などを図る。