書籍『ぜひ知っておきたい 日本の水産養殖』の電子版を発売しました。本書の発刊は2008年で、その目的は、「将来の貴重な食糧生産を担う産業として、多くの人たちによって進められてきた研究開発の歴史と、現場で汗水たらして働き、美味しく安全な養殖魚介類を生産している人々の努力の一端を紹介することで、店頭に並んでいる養殖生産物を少しでも安心して買っていただき、その美味しさを味わっていただきたい」(「発刊にあたって」より)との思いから執筆されたものです。
それから10年を経て、魚種の変動や海水温の変化、乱獲などが原因してか、サンマ、アジなどの大衆魚といわれた魚の不漁が伝えられ、マグロの資源管理が関係国で取り組まれ、日本ウナギは「絶滅危惧種」(国際自然保護連合:IUCN)になってしまいました。陸上での水産養殖も始まるなど、今後ますますその重要性が増すものと思われます。ただそれは一朝一夕にできるものではありません。本書は水産養殖についての入門書として、お役に立つものと思います。書籍は在庫僅少のため、今回電子版としました。写真などもカラーとしましたので、写真も楽しめると思います。価格は税込1200円(書籍は本体価格で2400円でした)とお求めやすくなっています。どうぞご利用ください。
<電子版は「シナノブック」から購入できます>
シナノブック