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ISO/TS 22002-1:2009 食品安全のための前提条件プログラム 発刊

ISO22000規格は、ISO9000規格をベースにHACCP等の食品安全に特有のマネジメント要素を取り入れたものである。今回のISO/TS22002-1:2009は、その食品安全の前提条件を(建物、施設、ユーティリティ、廃棄物処理、装置の適切性、購入材料の管理、交差汚染の予防、清掃・洗浄、有害生物防除、要員・従業員の衛生、製品のリコール、倉庫保管、製品情報と消費者、食品防御など)要求項目として整理し規格化したものである。本書は、その解説書であり、日本の食品製造における衛生規範などを「参考情報」として織り込みながら分かりやすく解説されている。

著者紹介

矢田 富雄
(やた とみお)

味の素㈱から(社)日本農林規格協会、(財)日本品質保証機構、㈱東京品質保証機構、(株)国際規格研究所を経て
現在、湘南ISO情報センター 代表
JQA:ISO9001主任審査員、ISO22000主任審査員、HACCP審査員、FSSC審査員、㈱テクノファ 食品安全マネジメントシステム(IRCA認定、JFARB認定)主任講師

推薦文

平林良人
㈱テクノファ 代表取締役
(ISO/TC176/SC2委員)

推薦の言葉から<抜粋>
本書は、効果的なISO/TS22002-1を構築し、組織に役立つISO22000のMSを構築していかなければならない組織にとっては、正しく珠玉といっていい多くのノウハウが詰まっている。著者の長年の食品産業への関わり合いは言い尽くせない、専門的かつ的確なアドバイスを多くの組織に与えてきたが、ここにまた前提条件プログラムなどへの対応について社会的な貢献をされようとしている。 広く関係者の皆様方に本書を強く推薦するものである。