• 企業

日光ケミカルズが65周年記念講演会を開催
新しいサトウキビ由来の「スクワラン」を紹介

 日光ケミカルズは9月14日、創業65周年記念講演会と懇親会を東京・ANAインターーコンチネンタルホテルにおいて開催した。講演に先立ち挨拶に立った関根茂社長は「世界は戦後最大の変革期を迎えている。日本も景気は最悪なのに円高が進むなどこれまでにないことが起きている。ダーウィンは、変化に生き残れる種は強いものでも大きいものでもなく、変化に対応できるものだけだといっている。当社も社員一丸になって頑張って行きたい」と語った。講演会は細谷功氏(㈱クニエ マネージングディレクター)が「地頭力を鍛える」について語った。懇親会では、関根正悟副社長が、同社の中期経営計画の中で、グローバル経営の推進、ITC(IT技術+コミュニケーション)、GCS+E(グリーン・クリーン・サステナブルッ+エコノミー)という3つの柱を軸に経営を進めていくことを明らかにした。
 また、懇親会では、同社の新製品として、サトウキビから作った新しい植物性スクワラン「シュガースクワラン」が紹介された。スクワランの由来原料はこれまでサメとオリーブだけで、供給が不安定なため価格も乱高下することが多かった。サトウキビからスクワレンを生産する技術が開発されたことで、スクワランの供給不安は払拭することになる。