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日本水産が東京イノベーションセンターの見学会を開催

 日本水産は9月26日、メディア関係者を対象に東京都八王子市の東京イノベーションセンターの見学会を開催した。
 同センターは、創業100周年の記念事業の一貫で日本水産グループの研究開発拠点として、総工費約80億円をかけて建設され、今年2月1日に竣工した。これまで分散して配置していた、中央研究所、バイオ生産研究所、食品分析センター、技術開発センター、商品開発センターという5つの研究・開発組織を集約し、研究開発の強化を図る。
 敷地面積は2万4,791㎡、建築面積は4,940㎡、延床面積は1万3,426㎡。なお、敷地の約半分は更地のまま残し、将来の計画に利用される。同研究所には約190人が在籍している。
 設立のコンセプトは、“価値創造力の強化”“お客様との協働”“研究開発機能の結集”“メーカー機能の強化”“安全安心の重視”の5つ。施設内には各階の部屋の壁をガラス張りにしたり、コミュニケーションスペースを随所に配置したりして、社員同士の交流がしやすい環境を実現した。一方で、カードキーがないと入退室できないようにするなどセキュリティー面では厳格な対策を取っている。また、環境への取り組みとして、太陽光発電(最大85kw)を導入している。