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花王が決算期を12月31日に変更へ
グローバルな事業の一体運営を推進

 花王は10月25日の取締役会において、平成24年6月の定時株主総会での承認を条件に、これまでの決算期である3月31日を改め、平成24年度から12月31日とする決議を行ったことを明らかにした。決算変更の経過期間となる第107 期は、平成24年4月1日から平成24年12月31日までの9カ月決算になる。
 今回の決算期変更は、海外連結子会社と決算期を統一することで、グローバルな事業の一体運営の推進を図ること、経営情報の適時・的確な開示による経営の透明性の向上を図ること、また将来適用が検討されている国際財務基準(IFRS)に規定されている連結会社の決算期統一の必要性にも対応することが、目的とされている。なお、花王の連結子会社の決算期も同様に12月31日に変更される予定。
 決算期統一と平行して花王は、欧米各国で展開する複数のビューティケア事業のマネジメントを2012年1月より、原則として一国一マネジメントに統合し一体的な運営を開始する。社名も原則として「Kao USA Inc.」などのようにKaoと所在国名に変更する(一部は従来通りの名称を継続)