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J‐オイルの第2四半期決算は増収増益も目標に届かず

J‐オイルミルズは11月7日、東京本社で、平成24年第2四半期決算説明会を開催した。
 第2四半期は、売上高916億2,200万円(前期比9.6%増)、営業利益25億5,700万円(同45.5%増)、経常利益25億4,600万円(同41.4%増)、当期純利益12億8,900万円(同60.5%増)で増収増益となった。
 しかしながら、期初に発表した業績予想(売上高950億円、営業利益31億円、経常利益31億円、純利益17億円)を下回った。同社は「原料相場で厳しい状況が続き、なおかつデフレ経済、震災の影響がある中で、上半期の営業利益の目標に対して半ば未達で残念な結果になった」(松居伸一取締役兼専務執行役員)と話している。
 主な要因としては、営業利益ベースでは、原料コストが約100億円弱アップしたのに対して、価格是正を進めたものの17億円ほど目標に届かず、その分をコストダウンでカバーしようと努めた。
 松居専務は、「これから先の穀物の動きをみると、多少の円高を踏まえても、1~3月に向けて油脂の原価は高止まりしたままとみている。下半期の利益を達成するために、上半期で積み残した分の価格是正の実現に向けて努力を進めていく」と述べて、引き続き価格是正に取り組む姿勢を示した。