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ミヨシ油脂 三木敏行会長と山田修社長が退任し、新社長に堀尾溶造氏が就任

ミヨシ油脂は2月13日開催の取締役会において、三木敏行代表取締役会長ならびに山田修代表取締役社長の退任と、新会長に新津堅取締役常務執行役員(64)、新社長に堀尾容造執行役員食品営業本部長(59)が就任することを決めた。三木会長は取締役相談役に就任し、山田社長は顧問、及び関連会社である日本タンクターミナル代表取締役社長に就任する。
 東ソーからの飛灰金属処理剤にからむ特許権侵害訴訟に1、2審とも敗訴したことに対する経営責任の明確化と、あわせて新しい経営体制のもとで業績の回復と、同社グループにさらなる社業の発展を図るためとしている。また、特許権侵害訴訟は上告を取り下げ、東ソーに対して約18億円を支払うことも決めた。
 新会長の新津堅(にいつ かたし)氏は、宇都宮大学卒業後昭和47年4月にミヨシ油脂に入社。平成14年3月に総務部長、同15年3月に取締役総務部長に就任した。平成19年3月に取締役常務執行役員総務・人事・環境保全担当兼人事部長となり、同22年3月に取締役常務執行役員総務・人事・経理担当に就任し現在に至る。
 新社長の堀尾容造(ほりお ようぞう)氏は、京都産業大学を卒業後昭和52年4月にミヨシ油脂に入社。平成17年4月に食品事業本部営業部営業第一部長に就任し、同21年3月に執行役員食品事業本部営業統括部長兼営業第一部長兼営業第三部長に就任した。同21年3月に大阪支店長に就任後、同23年3月から現職の執行役員食品営業本部長として活躍している。