理研農産化工平成24年3月期決算は増収増益
posted on : 2012.05.22
理研農産化工が平成24年3月期の連結業績を発表した。
売上高は前期比7.4%増の252億7,700万円、営業利益は同110.6%増の8億9,300万円、経常利益は同88.7%増の10億1,500万円、当期純利益は同83.0%増の5億6,900万円となった。製粉部門は原料小麦のコストアップに対して製品への価格転嫁が遅れ、損益面で苦戦するも、製油部門は油脂原料(大豆・ナタネ)のコストに見合う販売価格の維持に努めた。販売数量は食用油が前期比99%、小麦製品94%と若干減少したが、増収増益を確保し、経常利益は前々期水準に回復した。
なお、平成25年3月期計画は、売上高が250億円、経常利益10億円、純利益6億円を見込んでいる。今年年初より高騰している原料コストの製品価格への転嫁、高付加価値製品の出荷比率向上、物流効率化や固定費削減等に取り組む。