理研農産化工・株主総会で事業報告
油脂部門は増収大幅増益に
posted on : 2012.06.29
理研農産化工は6月29日、株主総会を開催し、平成24年3月期の事業報告を行った。
平成24年3月期の連結業績は、売上高252億7,700万円(前年比7.4%増)、経常利益10億1,500万円(同88.7%増)、当期利益5億6,900万円(同83.0%増)で増収増益となった。理研農産化工㈱と系列会社の10部門すべての黒字決算を6年連続で達成した。なお、個別業績については、売上高241億9,700万円(同6.7%増)、経常利益9億1,800万円(同152.9%増)、当期利益5億1,400万円(同147.1%増)。
油脂部門は、製造コストと物流コストの継続した削減取り組みに加え、原料コストに見合う販売価格の維持に努め、新規開拓と高付加価値製品の拡販努力も功を奏し、売上高は9.3%増加し、経常利益は615%増加と大幅に改善した。
製粉部門は、原料小麦のコスト上昇分の製品価格転嫁が遅れ、売上高は1.2%減、経常利益は73.2%減となった。有機肥料は、売上高は8.6%減、経常利益は94.4%減となった。
平成25年3月期の見通しについては、東日本地区および関西地区における製品拡販や、今年年初より高騰している原料コストの製品価格への転嫁、高付加価値製品の出荷比率の向上、物流効率化および固定費削減に取り組むこと等により、連結決算では売上高250億円、経常利益10億円の達成をめざす。
なお、役員陣容は以下の通り。
△代表取締役会長=鵜池直之、△代表取締役社長=野中修誠、△専務取締役=牛島治義(社長補佐、佐賀工場担当)、△常務取締役=岡部憲治(社長補佐、福岡工場担当(兼)製造部長)、△取締役=最所秀敏(総務経理統括)、光石幸一(製粉営業統括部長(兼)製粉営業部長)、橋本和久(業務部長(福岡工場))、△常勤監査役=中島泰義(系列会社管掌)、△監査役=樋口亮介。
※なお監査役・貞光征夫氏は6月29日をもって退任した。