ライオンは７月17日、東京・港区の青山ダイヤモンドホールにおいて、７月18日に新発売する衣料用洗剤「トップHYGIA」のＣＭ発表会を開催した。ＣＭキャラクターに起用する女優の鈴木杏樹さんと、「トップHYGIA応援隊」として駆けつけたロックシンガーのダイアモンド✡ユカイさんによるトークセッションも行われた。

　発表会の冒頭、同社ヘルス＆ホームケア事業本部の満武純ファブリックケア事業部長が「トップHYGIA」発売の背景などを説明した。満武部長は「衣料用洗剤市場は、液体超コンパクトタイプが前年比130％で市場を牽引しており、今年に入っても拡大傾向にある。『トップHYGIA』は、洗うたび衣類が菌に強くなる予防発想の洗濯という新しいコンセプトで、超コンパクトタイプで発売する。2010年にナノ洗浄の『トップNANOX』、同年秋には『香りつづくトップ』でコンパクトタイプを導入し、『トップHYGIA』は当社３つめの超コンパクトタイプの洗剤になる」と語った。
　近年、生活者の衛生意識は高まっており、手洗いやうがい、マスクの着用、空気清浄機の導入といった予防衛生行動が広がっており、関連市場は拡大傾向にある。新型インフルエンザの流行などの新しい脅威により、見えない菌に対する不安が拡大していることが背景にある。満武部長は「『トップHYGIA』はこうした生活者の衛生意識から生まれた新製品だ。暮らしの中で予防行動を取る生活者の心理には、不安を取り除くだけでなく、積極的に安心した日々を暮らしたい気持ちがあると推測した。そこで、洗濯でも安心感を求めるニーズに着目し、調査を行った結果、これまでの清潔を求める＝高い洗浄力を求める層や、楽しみを求める＝香りや柔らかさ仕上がりを求める層に加えて、安心を求める層が一定のボリュームで存在することを見出した」という。
　中でも、衛生意識の高い層が洗剤に求める機能をみると、除菌や抗菌といった菌に対するニーズは高く、さらに情緒面でも洗濯に置いて安心したいというニーズが存在することがわかった。

　こうした生活者の安心ニーズに応える洗濯の実現に向けて開発されたのが「トップHYGIA」だ。その最大の特長は“洗うたび衣類の抗菌力が高まる”ことで、そのポイントは２つある。「ひとつは、優れた抗菌性能を発揮するプラスイオン抗菌成分による抗菌効果。そしてふたつめは、菌の栄養となるタンパク汚れに対して優れた洗浄力を発揮する点。この優れた抗菌力とタンパク洗浄力をあわせ持つことで、洗うたび衣類の抗菌力を高めることが可能になった」と満武部長は強調した。
　同社従来品では、洗濯回数を増やしても抗菌力は高まらないが、「トップHYGIA」は洗濯回数を増やすにつれて抗菌性能が高まる。菌を抑えるには、菌の栄養となるタンパク汚れをしっかり除去した上で抗菌力を発揮させることが重要だからだ。
　また、衣類の菌の増殖を防ぐことにより、「トップHYGIA」は優れた防臭効果も発揮する。優れた抗菌力と確かなタンパク洗浄をあわせ持つことにより、洗うたびに高まる抗菌力を可能にし、衣類の菌の増殖やそれにともなうニオイの発生も抑えることができる。

　「トップHYGIA」のテレビＣＭは、発売同日より全国で放映される。洗うたびに高まる抗菌力と、タンパク汚れをしっかり落とす高い洗浄力で、衣類の菌の増殖やニオイの発生を防ぐ「予防発想のお洗濯」の実現を鈴木杏樹さんと子供たちが「洗うたび、衣類が菌に強くなる！」というメッセージとともに印象的に伝える内容となっている。
　ＣＭ発表会で鈴木杏樹さんは「『トップHYGIA』という商品を使って頂くことで、どんどん菌から衣類が強くなって、不愉快な思いをするニオイがなくなったり、それをきてくれる家族からをも菌から守り続けていくという発想、人々にとって心強い洗剤が誕生してくれて本当に嬉しいと思っています。ご家族たくさんいらっしゃる方も、一人暮らしなさっている方々も、お忙しくてなかなかお洗濯できないんだよという方もいらっしゃるかと思いますけれども、『トップHYGIA』でぜひ衣類を菌から守って頂いて、楽しいお洗濯ライフを過ごして頂けたらなと思っています」とメッセージを送った。
　また、応援隊として発表会にかけつけたダイアモンド✡ユカイさんは「ロックンローラーはいつもピカピカなものを着ていたい。菌までは目に見えないので、抗菌作用があるというのは、本当にありがたいですよね」と、「トップHYGIA」のカラーリングを取り入れた衣装で語った。