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日本水産が2012年秋・冬の新商品発表会

 日本水産は8月1日、東京・白金台の八芳園で「2012年ニッスイ秋冬新商品発表会」を開催した。
 この秋冬の新商品については、生活者基点で「内食化への対応」、「新しい提案」、「健康」をキーワードに開発し、需要を創造していくとしている。新商品73品、リニューアル品35品、合計108品を発売する。
 健康をキーワードとした新商品では、機能性食品の品揃えの強化が目立った。EPA・DHAを含有した特定保健用食品「イマーク」シリーズの新たな商品として「イマークS」を発売する。従来品の冷蔵保存から新商品は常温保存になった。容器は従来のガラス瓶からアルミボトル缶に変更し、軽量化した。1本当たりのカロリーは従来品の65kcalから26kcalに低減した。EPA/DHAの含有量は変更なく、1本当たりEPA600mg、DHA260mg含有している。1日1本1~3カ月間飲むことで、中性脂肪が約20%低減することが認められている。従来品と同様に通販限定で展開していく。
 EPA・DHAを含有した機能性食品「サラサラ生活向上委員会EPA+(エパプラス)」シリーズは、若い女性も食べやすい豆乳クッキーを2品新発売する。女性層への拡大を図っていく考え。1本当たりEPA・DHAを合計300mg配合している。
 DHA・EPAを配合した若年層向けの栄養飲料「こどものみかた」シリーズは新フレーバー1品を追加する。
 内食化への対応した商品では、エコ調理で消費者の支持を集める自然解凍の冷凍食品を追加している。「自然解凍でおいしい」シリーズで新商品「3種の煮物」と「若鶏のソテーホワイトソースかけ」の2品を新たにラインアップに加えた。
 新しい提案のメニューとしては、「中高生100人に聞きました 2種の若鶏のから揚げ」を新発売する。中高生にアンケート調査を行い、評価の高かったから揚げ2種類をベースに商品化した。