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雪印メグミルクが平成25年春季新商品発表会を開催

 雪印メグミルクは2月14日、東京・高田馬場のリーガロイヤルホテル東京で平成25年春季新商品発表会を開催した。第一部では新商品発表にあたり小西寛昭取締役執行役員が挨拶と概観の説明を行ったほか、市乳部門、乳食品部門、業務製品部門の商品についてそれぞれ担当者が発表を行った。第二部では展示懇談会が行われた。
 小西取締役は市場環境と方向性について「昨年末より経済政策による変化が始まり、デフレ脱却への期待が高まってはいるが、食品・酪農業界にとっては、原料高・製品安に加え、消費税増税などが心配されるところである。また、消費者意識は、堅実な消費行動と、新たな消費ステージへの期待へ向いている」と説明した。それらを踏まえ発表された新商品・改良品の方向性は「新たな価値と食シーンの創造」「『主力ブランド強化』による価値の拡大」の2点である。
 「主力ブランドの強化」のひとつの軸として期待がかかるのは「ネオマーガリンソフト 復刻版」の発売と「ネオソフト」の改良である。現代の「ネオソフト」は塩味と脂肪分を控えめに作られており、「ネオマーガリンソフト 復刻版」はそれを30年前のバランスに近づけることで、よりバター風味が強いしっかりとした味に仕上がっている。今回発表された2品以外でも、ネオソフトシリーズは各商品に風味に変化がつけてあるため、好みや用途に合わせて選んで使うことができる。また、「ネオソフト」発売45年目を記念して、3月から5月までプレゼントキャンペーンも実施する。
 展示懇談会では「ネオソフト」シリーズの他にも、パッケージが改良された「純製ラード」や「ショートニング」も展示された。新パッケージにはQRコードが記載され、よりわかりやすいイメージ写真に変更されている。ラードやショートニングはなかなか使い方がイメージしづらく、今回の改良でより多くの人に使い方をイメージしてもらうことで、より幅広い需要の獲得を目指す。