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ADEKAが2012年度通期決算説明会を開催 食品事業が大きく収益を改善し、増収増益

 ADEKAは5月28日、東京本社で2012年度通期決算説明会を開催した。
 冒頭に、郡昭夫社長が通期の業績や中期経営計画の進捗状況、2013年度の業績予想、事業施策などについて説明した。
 12年度の通期の連結業績は、売上高1,848億8,500万円(前期比108.2%)、営業利益98億5,500万円(同118.1%)、経常利益(同131.2%)、純利益76億1,600万円(同100.6%)で増収増益となった。
 郡社長は、通期の概況について「市場競争力の高い戦略製品の販売強化推進や新規顧客の獲得などに加え、食品事業が大きく収益改善したことにより、前年と比べ増収増益となった。中期経営計画『STEP3000』に基づき、将来の成長に向けた海外投資を戦略的に推し進めるとともに事業領域の拡大・強化に向け取り組んだ」と強調した。
 食品事業については、売上高は前期比42億円増の535億円、営業利益は同18億円増の19億円で震災の影響を大きく受けた前期を上回った。消費者の食に対する低価格志向が強まる中、顧客ニーズを捉えたバター風味の豊かなマーガリンや機能性豊かで口溶けの良好なクリームを中心に販売数量が伸張した。